概要

国内の研究機関を対象に、脳卒中・脳血管障害に関する生体試料と臨床情報を調査し、脳卒中ゲノム研究の実態を明らかにします。さらに、国立循環器病研究センター(国循)、九州大学、バイオバンクジャパン(BBJ)の3施設が共同して、脳出血ゲノムデータに関する統合データベースを作成します。以上の情報から、脳卒中・脳血管障害のゲノムデータに関するカタログを作成します。カタログ化を足掛かりに、研究者間の利活用を促進し、将来の脳卒中各疾患の個別化医療の実現に繋がることが期待できます。

目的
  • 我が国における研究者間の利活用を促進するための多彩な病態を考慮した脳卒中7疾患のゲノムデータを纏めたカタログ作成
  • 脳出血の病因・病態を明らかにするための大規模ゲノム研究データベースの基盤構築
デザイン

全国アンケート調査

対象患者
  • 脳卒中(心原性脳塞栓症、アテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞、その他の脳梗塞、高血圧性脳出血、脳アミロイド血管症関連出血、くも膜下出血など)
  • 脳血管障害 (未破裂動脈瘤、もやもや病、海綿状血管腫、硬動静脈瘻、脳動静脈奇形、遺伝性脳小血管病、頭蓋内外血管解離など)